「東京都の選挙教育の考え方と実施例」

みなさんこんにちは!

東京ブロック協議会のスペシャルスタンド、自称「エコーズ」の広報戦略委員会です!
2016年(平成28年)6月22日に、公職選挙法の選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことは周知の事実ですね!引き下げられた理由として様々あるのですが、「若者の声を政治に反映させるため」とされています。
し、しかし!

実際の結果は18歳~30代も含め、投票率は約40%と低い数値なんです。引き下げ前から選挙権があった30代も、決して多い数字とは言えない結果が続いてしまっています。対して60代の投票率は約70%を推移しており、現在の政策は高齢者重視に偏りがちになってしまっているのでは?といった意見も出てしまっています。東京都を見つめてみますと、東京都教育委員会では、高校生の投票への意識を高めるとともに、主権者教育の一層の充実を図るため、民主主義学習用リーフレット「民主主義って何だろう?」や、選挙啓発カード「あなたの一票が、社会をつくる!」を作成し、活用の普及を図っています。また「選挙出前授業・模擬選挙」といった事業も実施しています。

選挙出前授業・模擬選挙とは、選挙管理委員会と教育機関が連携し実施する選挙体験プログラムです。投票率の低迷をなんとかしたい。未来をつくる若年層、つまり選挙権がない年齢のうちから、選挙の知識・関心を深め、投票意欲を向上させるとても有効な事業となっています。地域ならではの状況を取り入れ可変されつつ実施されていますが、事業の流れは下記の様になっています。


<選挙出前授業・模擬選挙実施の流れ>
ステップ1:1~2か月前まで
初回打ち合わせの実施
おおよそ1~2か月前までに一度打ち合わせを行い、以下の内容について教育機関と事務局とで協議を行います。

  • 実施時期や場所
  • 対象学年や生徒数(1クラス単位でも対応は可能ですが、学年単位で行うことが多いです。)
  • 選挙管理委員会と学校の役割分担
  • 模擬選挙のテーマ
  • 模擬選挙の準備作業

ステップ2:約2週間前まで
実施内容の決定
ステップ1の協議内容のほか、以下のような実施準備に係る内容等を決定します。

  • 模擬選挙等のタイムテーブル
  • 会場レイアウト
  • 必要機材のリストアップ、機材の搬入時期や経路

ステップ3:約1週間前まで
模擬選挙の内容や実施手順等について最終確認
保護者やプレス等の見学者への対応について
※プレスの場合は、撮影や取材が可能であるか否か、予め決めておきます。

事前授業の実施
※可能であれば、模擬選挙の選挙公報等を用いて事前授業を実施してください。
候補者の主張についてディスカッションをする等、生徒が候補者の主張について考える時間を増やすことで、生徒の「政策を判断する力」がつきやすくなります。


ステップ4:実施日直前
会場の設営
授業で使用するスライドや動画等の動作確認


ステップ5:実施
2時限で実施する場合のタイムテーブル例(1学年を対象とした授業等参加者数が多い場合)
(1)1時限目(50分間を想定)
5分間:開始のあいさつ
10分間:選挙出前授業
35分間:候補者演説

(候補者がいない場合は、各候補を比較する時間にあてる)
(2)2時限目(50分間を想定)
25分間 投票
15分間 開票
10分間 当選人発表、講評

1時限で実施する場合のタイムテーブル例(1クラスを対象とした授業等参加者数が少ない場合)
(1)1時限目(50分間を想定)
10分間 開始のあいさつ、選挙出前授業
10分間 候補者の演説等
15分間 投票
5分間 開票
10分間 当選人発表、講評
※導入の挨拶や講評で担当する先生を予め決めておきます。
(※時間配分や項目は一つの例です。)


(公社)日本青年会議所でも、若年層へ向けた「政策本位の政治選択の重要性」を伝えたいという強い想いから、「未来(みらい)」のための「教育(きょういく)」を「みらいく」と題し、同等の内容を全国各地で展開しています。ご不明な点やご相談等、まずは東京ブロック協議会へお寄せください!東京ブロック協議会 広報戦略委員会では、みなさんが知りたい情報を硬軟織り交ぜて展開して参ります。ご期待頂ければ幸いです!

関連記事

ページ上部へ戻る